今回はmacでpythonのコードを書いて実行するまでの流れを解説したいと思います。
pythonの導入については以下の記事を参考にしてください。
macは標準でpythonが入っているのでpython2で良いなら特に何もしなくてOKです。
それでは本題です。
対話モードでpythonを使ってみる
pythonを使ってプログラミングする方法は大きく2つに分かれます。
+ 対話モードで1つずつ命令を実行する
+ .py形式のプログラムファイルを生成して実行する
まずは簡単な対話モードでの実行を説明します。
対話モードというのはこちらから何かお願いをして,それに対する行動が直ぐに返ってくるようなモードです。
ちょっとした計算をしたい時などに便利なので覚えておいてください。
対話モードに入るのはとても簡単で,ターミナルを起動して以下のコマンドを実行するだけです。
$ python
成功したらpythonのバージョンなどが表示された下に次のように表示されるはずです。
>>>
ここに命令を書いていきます。今回は簡単なコマンドだけ紹介します。
まずはもちろんこれです。
>>> print("Hello World!!")
エンターを押すと直ぐ下にHello World!!と出たと思います。
では次に計算をさせてみましょう。例えば1+1の結果を出してもらいたかったら
>>> 1+1
のように入力するだけです。2と返ってくれば成功です。
このようにして大概の計算は実行出来ます。
実はもう少し賢い対話モード(ipythonという名前)を使うことが出来て,そちらであれば補完機能なんかも充実しています。
要望があればまた詳しくは記事にしようかと思いますが,インストールと起動だけ簡単なので書き留めておきます。
インストールは以下のコマンドを実行してください。
$ pip install ipython
実行も以下のコマンドを叩くだけです。
$ ipython
使い方はほとんど同じなので対話モードを頻繁に使う方はipythonを試しても良いのではないでしょうか。
プログラムファイルを作ってpythonを実行してみる
次に自分でpythonのプログラムファイルを作成してそれを実行してもらいましょう。
こちらは大規模な処理をして貰うときに非常に便利です。
流れとしてはファイルを作成してプログラミングを書く→実行するという感じですが,
ここで1つ重要なのは<b><span style=”color: #ff0000″>「どのテキストエディタを使ってプログラムコードを書くか」</span></b>です。
テキストエディタとはその名の通りテキストを書くアプリケーションのことですが,有名なものではSublimetextやAtomなんかが多機能で便利です。
macには標準でvimやemacs,テキストエディットなどが入っていますので取り敢えずその辺りで書くと良いでしょう。
ただし,vimは少し使い方が独特なので今回はemacsで書く方法を説明します。
他のエディタで書きたいという方は勿論そちらで書いても支障ありません。
それでは早速コーディングしていきたいのですが,初めてpythonのプログラムファイルを作成するという人は是非専用のディレクトリ(フォルダ)を作ることをオススメします。
何でもかんでもデスクトップに保存してたらごちゃこちゃしますからね。
どこでもいい人はとりあえずルートディレクトリに作ると良いかと思います。
では例としてターミナルでルードディレクトリに「python」というディレクトリを作成する方法を説明します。
まずルートディレクトリに移動します(他のディレクトリが良い人は作りたい場所に移動してください)。
$ cd /
これで移動できました。次に以下のコマンドを実行して「python」というディレクトリを作成します。
$ mkdir python
これでフォルダが作成された筈です。確認には以下を打ってください。
$ ls
「python」という表示があれば成功です。
では次に作ったディレクトリ内でプログラムファイルを作成します。
まず先ほどと同じようにディレクトリを移動しましょう。
$ cd python
これで移動できました。lsコマンドを実行してもディレクトリ内に何もないことを確認してください。
ではようやく本題のpythonのプログラムファイルを作成です!! <span style=”font-size: 60%”>書くの疲れた…笑</span>
例として「sample.py」という名前でプログラムファイルを作成してみます。
$ emacs sample.py
画面がemacsに切り替わったかと思います。ではプログラムコードを書いていきましょう。
import time # timeというライブラリをインポート for i in range(5): print(i+1) time.sleep(1) # 一時停止(1秒間)
#以降はコメントなので書かなくても構いません。
保存はCtrl-x Ctrl-sです。また,emacsを終了するときはCtrl-x Ctrl-cです。
この2つのコマンドを実行したら元のターミナルに戻るかと思います。
「sample.py」の実行には以下のコマンドを実行してください。
$ python sample.py
実行すると1秒ごとに1から5までの数字が出力されると思います。
これだけ覚えれば後はpythonの記法を覚えるだけで様々なプログラムを作成できます!
まとめ
macでpythonを実行する方法を「対話モードで実行する方法」と「プログラムファイルから実行する方法」に分けて簡単に説明しました。
近々pythonの文法などを簡単に説明できたらと思っています。
それでは皆様素敵なプログラミングライフをお過ごしください!