今回はmacでpyenvを使ってpythonを導入・管理する方法について簡単に紹介したいと思います。
pythonを触ったことのある方ならpython2じゃないと動かないプログラムやpython3じゃないと動かないプログラムに出くわしたことがあるのではないでしょうか。
これは今pythonが2から3へ切り替わる「過渡期」にあるからです。
「じゃあどっちを入れたらいいんだ…」と悩むあなたに朗報です。
pyenvを使えば全て解決します!更にmacには元々pythonが入っているのですが,それも変わらず使用できます。
pythonをこれから始めようとしている方は細かいことは気にせず,本記事の通りにやっていけばpythonを導入できますので試してみて下さい。
それでは本題です。
目次
pyenvのインストール
何はともあれインストールです。pyenvのインストールには有名なパッケージ管理システムであるhomebrewを使います。
ちなみにhomebrewは自家製ビールという意味らしいです。
ターミナルで以下を叩きます。
$ brew install pyenv
インストールしたら以下のコマンドでバージョンを確認できます。
$ pyenv --version
pyenv ○.○.○のように表示されていれば成功です。
利用できるpythonの確認とインストール
pyenvでインストールできるpythonのバージョンを確認するには以下のコマンドです。
$ pyenv install --list
例えばpython 3.6.5をインストールするのであれば
$ pyenv install 3.6.5
これだけです!
注意) インストールには少し時間がかかりますので少し(環境にも依るが10分くらい)待ちましょう。
インストールできるpythonのリストの中にはanacondaやpypyなどあまり聞いたことがないようなものもありますが,これについては今度記事を書こうかと思います。
インストール済みpythonバージョンの確認・変更
インストールしたpythonは以下のコマンドで確認できます。
$ pyenv versions
アウトプットは以下のようになるかと思います。
[bpowershell] * system 3.6.5 [/powershell]3.6.5は先程インストールしたものですね。systemですが,これはmacにデフォルトで入っているものになります。
また,*マークですがこれは現在使用しているpythonのバージョンを表します。上だとデフォルトのものを使用する設定になっているわけです。
次に使用するpythonの変更コマンドです。例として3.6.5に変更する場合を示しています。
$ pyenv global 3.6.5
再度確認コマンドを叩いて*の場所が変更されていれば成功です。
ちなみにglobalを使うと「mac全体」で使用するpythonのバージョンを変更するのですが,あるディレクトリ内でのみこのバージョンを使いたいという場合には
該当のディレクトリまでcdで移動してカレントディレクトリにした後以下のコマンドを実行します。
$ pyenv local 3.6.5
これで特定のディレクトリのみバージョンが変更されました。
特にこだわりが無ければglobalで事足りるかと思います。
まとめ
pyenvを使ってpythonのバージョンの管理をする方法を簡単に説明しました。
これでpythonを書く環境は整ったと言っていいでしょう。
Pythonの入門書としては以下のものが簡単かと思います。シリーズ物なので1年生を読破した後は2年生編で勉強してみてください。
それではお疲れ様でした。